「おひさしぶりです」
最近は筋肉少女帯人間椅子のレコーディングをしたり、特撮のライブの準備をしたり。
本日は蒼井そらさんとの対談の後、明日3・11ライブ用リハーサル。
「対自核」再発記念ライブなわけですが、おそらく「対自核」のアレンジであの曲やこの曲を演奏するのはこれが人生で最後なんじゃないかなと思うので、自分史的にレアなライブを明日は楽しもうと思っています。さらに、「対自核」と関係無い、ただ近頃これが歌いたい、と気分で選んだ曲も多くメニューに入れちゃいました。
ブログを更新しなくなった理由の一つに、携帯をかえたらカメラ機能がガクッとさがって、あんまり写真を撮らなくなったから、というのもあったりします。それでもなんとか撮ってみた京都のライブ前の一枚。楽屋が畳だ。
「あけましておめでとうございます」 2015年もよろしくお願いいたします。
2014は電車の吉祥寺ライブで仕事納め。本を読んだり紅白観たりで年越し。本は電車のインストアの後に買った湯浅学さんの「てなもんやSUN RA伝」サン・ラーさんのアルバムは3枚くらいしか持っていないんだけど、紹介されるエピソードなどが面白くて。サン・ラーを知ったのは筋少ライブの打ち上げの店でたまたま流れていた彼のバンドのドキュメントだったなぁ。
筋少も特撮もその他あれこれ今年もがんばります。
「ライブ3連チャン」
筋肉少女帯のツアー中です。
赤坂、大阪と大盛況で終了。
今回、血まみれスーツで歌うとこがあるんですが、赤の染料がべっとりで、ちょっとでもオレに触れたらたちまちアンタも血まみれだぜ!というようなことになっております。とても辺りに気を使う衣装です。恐縮です。
大阪ライブの翌日は高円寺フェスティバルにて「のほほん学校」を開催。
Negiccoちゃん、アーバンギャルドの天馬さん&容子さん、そして頭脳警察のPANTAさんが来てくださいましたネギネギ。
オーケンのギターで絶望少女達の「おやすみ END」を容子さんとデュエット。
さらに天馬さんも入ってオケを使用して「霊媒少女キャリー」を三人で歌唱。これはレアだった。
PANTAさんもNegiccoさんも二曲づつ歌ってくださって、うれしかったなネギネギ。
そして、その翌日は松戸のホールでアニソン&アイドル大集合のイベントにNARASAKI氏と出演してきました。天馬さん&容子さんも出演。あ、また会ったね、みたいな。
上坂すみれさんと共演。すみぺオーケンナッキーならもちろん「パララックスビュー」でしょ、と誰しもが思うなか、特撮の「アベルカイン」を演奏。フェイントってやつですねぇ。上坂さん、アベルカインがすごくはまっていて持ち歌みたいに仕上げてきてくださった。この日、イベントの司会は田中れいなさんでした。れいなさんはご自分のイベントでは今も「再殺部隊」を歌ってくださっているとのことです。
このところ、のどの調子がもう一つでライブ3連チャン大丈夫だろか?と心配していたんですが、お医者さんにすすめられて鼻うがいと吸引器を始めたところ、おう!調子よくなってきた。
特に鼻うがいはいい気がする。みなさんにもおすすめしますよ。風邪予防にもなると思う。全然知らなかったけど薬屋さんで鼻うがいセットが売っているんだねぇ。
「筋少ニューアルバム発売してまして」
筋肉少女帯のニューアルバムが発売になっています。まずはオリコンデイリーチャート初登場6位とのこと。デイリーヤマザキじゃないです。皆様のおかげです。ありがとうございます。
赤坂ブリッツでの発売記念ライブも盛況でした。大阪、名古屋もよろしくお願いいたします。
新譜は、ジャケに江戸川乱歩先生「蜘蛛男」ポプラ社版イラストを使用させてもらいました。
今年は先生の生誕120周年。最近出たムック本「江戸川乱歩の迷宮世界」を読んだんですが、かつてなら乱歩特集本と言えばちょっと文芸よりで耽美な雰囲気を強調するものが多かったところを、「乱歩美女ベスト30」とか「梶原一騎から仮面ライダーまで昭和ヒーロー」との比較とか、ノリが軽いというか、今読むとちょっと笑っちゃうとこもあるんだよなぁ乱歩って、でもいいんだよね、ってテイストで作られていてとても共感しました。この感じ、少年の頃に夢中になったオカルトやプロレスに対しての現在の想いと共通するところがあります。あ、ロックもそこに入るか。
ロックと言えば先日「TOKYO TRIBE」という映画を観たんですが個人的にガガーン!とショックを受けました。
全編ラップのミュージカルです。内容は若者たちのヴァイオレンス。
こういう映画における音楽は昔ならロックミュージックがガンガン流れるものだったし、実際トミーとか爆裂都市とか少年の頃にそういうロック(的)映画を沢山観てきて「このよさをわからないから大人はやだよ」とか思っていたはずが、え!今はそういう役どころをロックじゃなくてラップがやってんだぁガガーン!って、この「オレ旧ジェネレーション?」みたいなガガーン!て感じがすでにもう15年くらい遅れてるのかもわかんないんだけど、素直に驚いたということを告白しておきたかった。したらスッキリしました(笑)ラップもずっと聴いていたらいいですねかっこいい。
主演の清野菜名さんと映画秘宝で対談しました。その清野さんがヌイグルマーZの武田梨奈さんと共演している「少女は異世界で戦った」もおもしろかった。アイドルグループが実は異世界の戦士チームでもあり、活動の途中でみんなで温泉にも行く、という、男子の夢がギッチリのストーリーなんですが、これ、現代のアイドルグループは男子の代わりに現代社会を戦っている仮想代理戦闘集団なのだ、みたいな考えをまさにそのもの視覚化した映画とも観ることができるかもしれないわけで、うーんなるほど、と思ったら、あ、金子修介監督作なんだ(エンドロールで気付いたという)。それはするどいわけです。
あと映画だと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が楽しかった。ウォークマンから映画が始まるって、40代殺しですよその小道具は。ロックもガンガン流れるしね。
、、、あ、今連絡入ってオリコンウイークリーチャート初登場10位とのこと。ベスト10入りですか筋少。よかったですね。ロックもまだまだがんばってるなぁ。ありがとうございます。
「電車!再度運転」
昨夜、小畑ポンプさん生誕祭のステージ上で発表された通り、「電車」がセルフカバーベストアルバム「再度運転〜そうだ、電車聴こう」を11月5日に発売し、ツアーも行うことになりました。
電車。その昔オーケンサトケンベラポンプというメンツで数年だけ活動していたバンドです。
「電車トーマソ」「勉強」「電車英雄」三枚のCDを過去に発売。今回はその中から厳選の新録カバーCDです。
よろしくお願いいたします。
写真は、久しぶりに法事で集まった親戚一同、、、でなくて、久しぶり集合した電車一同。
「9月のオーケン1」
石川さんと「ケンヂ浩司」としてレインボーヒル2014に出演。
レインボーヒルは独特な空気感があるフェスで面白かったですね。
なんだろう、他のフェスとくらべて出演者もお客さんもいい感じで気負いがないというか、大阪だけど下北あるいは吉祥寺感があるというか、でっかいカフェライブ、とでもいうような。
オーケンの読書など備忘録〜
「哀愁の町に霧が降るのだ 上巻」椎名誠著
学生時代に読んで以来、30年ぶりくらいの再読です。それだけ経ってもエピソードや登場人物(沢野さんや木村さんは言うまでもなく)の名前をけっこう覚えていた。強烈な読書体験だったのだろうなぁ。実際、当時、文章を書く時にどれほどこの文体をまねようとしたことか。現国の作文とかで。
「泡沫傑人列伝 知られざる超前衛」秋山祐徳太子著
2002年出版の本でこちらも再読。
60〜70年代に活躍した前衛芸術家、パフォーマー、泡沫選挙候補者、のみならず飲み屋のママ、果ては、ただ酒飲み(画廊の初日パーティーにまぎれこんでただで酒を飲む)の達人、まで、もうちょい早く生まれてたらオーケンもこの本で紹介してもらえたたかもしれないなと妄想ふくらむ奇妙な方々についての回想。多分もう絶版かなと思うけど、なんか変なことやりたいと思ってるナゴムな若いもんにはマストアイテムだから探して読みましょうね。
「9月のオーケン2」
もう10月ですか。
9月はフェス三昧でした。アーバンギャルド主催の「鬱フェス」にも筋肉少女帯で出演。
筋少としては大阪のOTODAMAや千葉袖ヶ浦の氣志團万博にも参加してきました。どれも楽しかった。
鬱フェスは、あまり夏フェスっぽくない、インドア派リスナーの聴くタイプのミュージシャン集めてフェスやろうとの主旨で、個人的にもそういうのあったらなと考えていたので、おもしろかったですね。
写真はレインボーヒルでの、勝手に観光協会のみうらじゅんさんと。
最近は仕事のないときは本を読んだりDVDを観たり。秋だけに。
「本日7時居酒屋集合!」「コガネムシはどれほど金持ちか」「人はなぜ恋に破れて北へ行くか」「下駄でカラコロ朝帰り」と、椎名誠さんのエッセイをまとめて一気に読んでしまった。
椎名誠さんの週刊誌連載エッセイは「おじさんぽくてどうもなぁ」なんて以前は思って敬遠していたんですが、ようやっと年齢的に追いついたのでしょう。最近は「ふむふむまったくだ!」とか相槌打ちながら読んじゃいます。
ちなみに「レティクル」「キラキラ」「聖戦」あたりの筋少は、椎名さんいきつけの新宿のお店で打ち上げをすることが多かった。お見かけしたこともあったけどド緊張して声をかけられなんだ。
映画は「パーカー」「アルティメット」「バーニング」なんかが面白かった。製作年がバラバラですね。タイトル忘れたけどタランティーノ監督の女子がダラダラしゃべって名優カート・ラッセルが最後にいきなり謝るやつもよかったなぁ、なんだその内容説明。
すごくないわけがない!と思って劇場まで見に行ったイーストウッド監督「ジャージー・ボーイズ」は、意外にあっさりとしたバンド盛衰ストーリーで、あれ!あんまりやるせなくならないんだぁ今回は、と驚いた。でも60年代ポップ好きにはこれはたまらない映画なのだろうなぁ。
10月に入ってまず、渋谷にて小畑ポンプさん生誕祭に出演します。この日は、一体なん年ぶりだろう!?オーケンが30代のころに四年くらいだけ組んでいた幻のバンド「電車」のメンバーがステージに揃います。お楽しみに。